ふらいんぐうぃっち
青森が舞台の魔法使いアニメ
…って、でもこの魔法使いは変身魔女っ子系ではなく、分類でいうと
「魔女の宅急便」のキキ系だ。
ただし、独り立ちして仕事を持たなければいけないキキとは違って高校に通っているのであそこまでの追いつめられ感は、まったくない。
居候している家の人びともとてもいい人たちで、
おかげで本人の性格であるほわりとしたものがそのまま活かされている。
使い魔の猫も、ちゃんと猫の鳴き声だけで対応していてそこも好き。
ゆっくりとした時間、のんびりした環境、「のんのんびより・魔女が転校してきたよ」系とも言えるのだけど、ただ、この作品、
ギャグが静かに強烈。…うん、ほんと静かに強烈。大好き。
あと、男の子が高校生なんだけど実によく働く。
マイペースとみんなに言われてる割に、台所仕事もよくするようだし、
農作業もちゃんと手伝ってるし。
自分のまわりの農家男子は高校生の頃に家の手伝いなんてなんもしないようなのしかいなかったから、もうそれだけで好感。
ここん家の男子は基本静かだけど、とーちゃんだけが津軽弁ってのが方言話者からすると微妙。なぜみんな共通語なんだ。微妙にまざってたりはしないのか。「金色蹴鞠〜」の讃岐弁は、主人公と近所のばーちゃん以外は怪しいのが多かったとはいえ、みんな讃岐弁だったが、津軽の共通語事情がわからないからつっこめないけど、なんかひとりぼっちの父が気の毒でたまらん…。
まじめな働き者なのに。主人公の津軽弁への造詣は、あの家族の父以外の人間の喋りにかかってくるんじゃなかろうか。
ところでちっちゃい子のローブ、たしか基本的に地味じゃないと駄目っていってたはずなのに真っ赤でいいんだろうか、とか
主人公が言い出した畑だけど、ほんとに主人公は農作業してたんだろうか、とか(男子が草取りとかしててくれたのはセリフに入ってた。←しかもとがめた感じで言ってる訳じゃないとこがまた好感度が…)
あー。二十日大根いいなー私もつくろうかなー。あれ、一番いい季節っていつだっけなー今からじゃ間に合わないかなー二十日でできるんだから今からでもいんじゃね?とかいろいろ作物煩悩がむくむく。
あああ、2期とかやってくんないかなー。見たいなー。で、2期を見る前にまたこの1期を全部見返すんだ。とか今から計画立ててみたりする。
そしたらこの感想文もまたいろいろ書き足したり書き直したりするんだろうと思う。
…カカオはちゃんとチョコレートになったんだろうか。
いやでもあの兄だったらちゃんとチョコにしそうな気はするな…。